製薬知財部員のブログ

主に特許権の延長登録について情報をまとめています

イミフィンジ点滴静注 

2020.02.18登録査定(2018-700343

(以下は2020.03.24現在の情報です) 

医薬品名:

デュルバルマブ(遺伝子組換え)

(販売名:イミフィンジ点滴静注120mg/イミフィンジ点滴静注500mg)

再審査期間: 8年:201872日から20267

 

特許権者・延長登録出願人:

ダナ-ファーバー キャンサー インスティテュート,インコーポレイテッド , ジェネティクス インスティテュート,エルエルシー

 

延長出願:

2018-700343(特許番号:4896327)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

2018-700344(特許番号:4896327)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

2018-700345(特許番号:5004390)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

2018-700346(特許番号:5004390)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

特許番号:

JP 4896327 B2

延長前の特許満了日:2020.8.23

請求項1:

 B7-4を発現する免疫細胞またはPD-1を発現する免疫細胞を、B7-4とPD-1との相互作用をモジュレーションする作用剤であって、配列番号:2または4のアミノ酸配列に対して全長にわたり少なくとも90%アミノ酸同一性を有するアミノ酸配列を含むタンパク質であるB7-4、B7-4の細胞外ドメインを含むタンパク質、および抗B7-4ブロッキング抗体  からなる群から選択される作用剤とインビトロで接触させて、そのことにより免疫応答をモジュレーションすることを特徴とする、免疫応答をモジュレーションする方法。

 

JP 5004390 B2

延長前の特許満了日:2020.8.23

請求項1:

 配列番号1または3に記載のヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。

 

審判・裁判事件:

査定不服審判(不服2011-022268)

 請求人:デイナ ファーバー キャンサー インスティチュート,インコーポレイテッド

 前置登録査定

 

関連する延長登録出願:

なし

 

その他(製品情報など):

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)は2018年8月29日、「切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法」を効能・効果とした抗PD-L1ヒトモノクローナル抗体デュルバルマブ(商品名:イミフィンジ)の販売を開始した。

 デュルバルマブは、切除不能な局所進行(StageIII)非小細胞肺がん(NSCLC)に対する治療薬として承認された、本邦初の抗PD-L1抗体。PD-L1 に結合し、PD-L1 とその受容体である PD-1 および CD80 の相互作用を阻害することで、腫瘍の免疫逃避機構を抑制し、抗腫瘍免疫反応を誘発する。

CareNet 2018.08.30