ヒューマログ注ミリオペン
2020.03.17登録査定(2018-700106)
(以下は2020.03.24現在の情報です)
医薬品名:
(販売名:ヒューマログ注ミリオペンHD)
再審査期間: いずれも終了
特許権者・延長登録出願人:
イーライ リリー アンド カンパニー
延長出願:
延長期間 5年
用途 インスリン療法が適応となる糖尿病
特許番号:
延長前の特許満了日:2024.8.9
請求項1:
薬剤投与器具であって、
筐体と、
用量の調製および注射中に前記筐体に対して回転不能に保たれ、前記筐体に対して末端に向かって軸方向に可動な駆動部であって、ねじ付シャフトを含む駆動部と、
一端に可動ピストンがあり、もう一端に開口部がある薬剤充填済み容器を画定する液体用容器であって、前記ピストンは、前記駆動部が末端に向かって移動するときに前記駆動部により嵌合して前記開口部の方向へ前進されることが可能である、液体用容器と、
前記駆動部のねじ付シャフトに沿ってねじ締め可能なナットと、
前記筐体にねじ山で嵌合して前記筐体に対してねじ締め可能なねじ要素と、
前記ナットに接続され、前記ナットに対して軸方向に可動であり且つ前記ナットに対して回転不能に保たれるナット回転要素であって、前記ナット回転要素および前記ねじ要素が第一の軸配置にある場合は、前記ナット回転要素は前記ねじ要素に対して回転不能に保たれ、前記ナット回転要素および前記ねじ要素が第二の軸配置にある場合には、前記ナット回転要素は前記ねじ要素に対し回転可能である、前記ナット回転要素と、
前記ねじ要素とねじ山で嵌合するナット前進プランジャであって、前記筐体に対して軸方向に可動であり且つ前記筐体に対して回転不能に保たれる前記プランジャと、
を備え、用量の調製中は、前記ナット回転要素および前記ねじ要素は前記第一の軸配置にあり、それにより前記筐体に対する前記ナット回転要素およびねじ要素のねじ込み動作
によって、前記ナット回転要素および前記ねじ要素が元の位置から第一の軸距離までねじ込まれ、前記ナット回転要素の前記ねじ込み動作によって前記ナットが前記駆動部のねじ付シャフトに沿って前記第一の軸距離と異なる第二の軸距離までねじ込まれ、
用量の投与中は、前記ナット回転要素および前記ねじ要素は前記第二の軸配置にあり、それにより、前記筐体に対する前記元の位置に戻る前記ねじ要素のねじ込み動作は前記プランジャを前記末端方向に前進させて前記ナットを軸方向に前進させ、その結果、前記駆動部および前記液体用容器がピストン運動して前記開口部から薬剤を投与する、薬剤投与器具。
審判・裁判事件:
なし
関連する延長登録出願:
なし
その他(製品情報など):
日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:パトリック・ジョンソン)は、本日、糖尿病治療薬の超速効型インスリン製剤「ヒューマログ(R)注ミリオペン(R)HD」を発売しました。同製剤は、0.5単位刻みで投与量の調節ができるディスポーザブル(使い捨て)タイプのインスリン製剤として、日本で初めての発売となります。
ディスポーザブルタイプのインスリン製剤はカートリッジなどを交換する手間がなく簡単な操作で使用できるため利便性が高いのが特徴で、現在日本ではインスリン使用患者さんの約9割がディスポーザブルタイプのインスリン製剤を使用しています(1)。「ヒューマログ(R)注ミリオペン(R)HD」は、従来販売している「ヒューマログ(R)注ミリオペン(R)」の特徴である簡便な操作性やコンパクトで手の小さい患者さんでも扱いやすい形状、そして2008年の発売以降多くの患者さんに愛されてきたその信頼を継承しつつ、さらに0.5単位刻みできめ細かく投与量を調節することが可能となったインスリン製剤です。