製薬知財部員のブログ

主に特許権の延長登録について情報をまとめています

アビガン錠

2014.05.27登録査定(2014-700070

(以下は2020.03.31現在の情報です)

 

医薬品名:

アビガン錠

(ファビピラビル)

再審査期間: 8年間:2014 年 3 月 24 日~2022 年 3 月 23 日

 

特許権者・延長登録出願人:

富山化学工業株式会社

 

延長出願:

2014-700070(特許番号:3453362

延長期間 5年

用途 新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)

 

特許番号:

JP 3453362 B2

延長前の特許満了日:2019.08.18

請求項1:

 一般式

000002

「式中、A環は、置換または無置換のピラジン、ピリミジン、ピリダジンもしくはトリアジン環を;R1は、OまたはOHを;R2は、水素原子、アシル基または置換されていてもよいカルバモイルアルキルもしくはカルボキシアルキル基を;破線は、単結合または二重結合を示す。」で表される含窒素複素環カルボキサミド誘導体またはその塩を含有する抗ウイルス剤。

 

審判・裁判事件:

なし

 

関連する延長登録出願:

なし

 

その他(製品情報など):

アビガン錠に関する情報富士フィルム 富山化学株式会社)

 

ゾスパタ錠

2020.02.04登録査定(2018-7004562018-700457

(以下は2020.03.29現在の情報です)

 

医薬品名:

ゾスパタ錠

(ギルテリチニブフマル酸塩)

再審査期間: 10 年間:2018 年 9 月 21 日~2028 年 9 月 20 日(希少疾病用医薬品)

 

特許権者・延長登録出願人:

アステラス製薬株式会社、壽製薬株式会社

 

延長出願:

2018-700456(特許番号:5364159

延長期間 5年

用途 再発又は難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病

 

2018-700457(特許番号:6132294

延長期間 1年4月23日

用途 再発又は難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病

 

特許番号:

JP 5364159 B2

延長前の特許満了日:2030.5.6

請求項1:

  式(I)の化合物又はその塩:
【化1】 

000232

 [式中
  -X-:式(II)
【化2】

000233

 の基
  A:クロロ、エチル又はイソプロピル
  R14位の炭素が-W-Y-Zで置換されており、3位の炭素がハロゲン、R00及び-O-R00からなる群より選択される基で置換されていてもよいフェニル;
  R00:それぞれ1以上のハロゲンで置換されていてもよい低級アルキル;
  -W-:結合、ピペリジン-1,4-ジイル、又はピペラジン-1,4-ジイル;
  -Y-:結合
  Z:1以上のR00で置換されていてもよい非芳香族へテロ環;
  R2:(1)-N(低級アルキル)2、低級アルキル、-COO-低級アルキル、-OH、-COOH、-CONH-RZB、及びモルホリニルからなる群より選択される1以上の基で置換されていてもよいシクロアルキル、又は、(2)低級アルキル、-CO-低級アルキル、オキソ、-CO-RZB、及びベンジルからなる群より選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族ヘテロ
  RZB:ハロゲン及び-O-低級アルキルからなる群より選択される基で置換されていてもよいフェニル
  R3:-H]。

 

JP 6132294 B2

延長前の特許満了日:2036.7.1

請求項1:

6−エチル−3−({3−メトキシ−4−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル]フェニル}アミノ)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドのヘミフマル酸塩、及びD−マンニトールを含み、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、ドライシロップから選択される、安定な経口投与用医薬組成物。

 

 

審判・裁判事件:

なし

 

関連する延長登録出願:

なし

 

その他(製品情報など):

 急性骨髄性白血病(Acute Myeloid Leukemia: AML)は血液と骨髄に影響を及ぼすがんであり、加齢とともに患者数が増加します。日本では毎年約5,500人が新たにAMLと診断されています。また、AML患者の約30%でがん細胞の増殖に関与する受容体型チロシンキナーゼであるFLT3というタンパク質の変異が認められると報告されています。

 ゾスパタ®錠は、FLT3 の活性化変異である、遺伝子内縦列重複変異(Internal Tandem Duplication: ITD)、チロシンキナーゼドメイン変異(Tyrosine Kinase Domain: TKD)のいずれの変異に対しても阻害活性を示すことで、変異を有する腫瘍細胞の増殖を抑制すると考えられています。

 ギルテリチニブフマル酸塩は、2015年10月に日本において「初回再発又は治療抵抗性のFLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病」で先駆け審査指定制度*2の対象品目として指定を受け、2018年9月に国際共同第III相試験(ADMIRAL試験)の中間解析におけるCR/CRh率*3の結果に基づき,「再発又は難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病」を効能・効果として承認を取得しました。また、米国においても2018年11月28日(現地時間)に同様の適応症で承認を取得しています。

アステラス製薬 2018.12.03 

オデフシィ配合錠

2020.01.21拒絶査定(2018-700434)

(以下は2020.03.27現在の情報です)

 

医薬品名:

リルピビリン塩酸塩・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩

(販売名:オデフシィ配合錠)

再審査期間: 2018年8月21日~2026年6月16日(「ゲンボイヤ®配合錠」の残余期間)(希少疾病用医薬品) 

 

特許権者・延長登録出願人:

ギリアード サイエンシス インコーポレーテッド

 

延長出願:

2018-700430(特許番号:4651264

延長期間 5年

用途 HIV-1感染症

 

2018-700431(特許番号:5111551

延長期間 5年

用途 HIV-1感染症

 

2018-700432(特許番号:5651275

延長期間 3年8月30日

用途 HIV-1感染症

 

2018-700433(特許番号:5956537)

延長期間 2年1月27日

用途 HIV-1感染症

 

2018-700434(特許番号:6190372

延長期間 1年0月10日

用途 HIV-1感染症

 

2018-700435(特許番号:6280162

延長期間   6月25日

用途 HIV-1感染症

 

特許番号:

JP 4651264 B2

延長前の特許満了日:2021.7.20

請求項1:

  以下の構造(1)を有する化合物、またはそのキラル富化組成物、それらの塩、遊離塩基または溶媒和物であって:

【化1】 

f:id:patent_term:20200328072916p:plain

ここで、Raは、Hまたはメチルである、化合物、またはそのキラル富化組成物、それら

の塩、遊離塩基または溶媒和物。

 

JP 5111551 B2

延長前の特許満了日:2030.4.16

請求項1:

  以下の式:

【化31】 

f:id:patent_term:20200328073028p:plain

 

を有する化合物。

 

JP 5651275 B2

延長前の特許満了日:2032.8.15

請求項1:

【請求項1】

  テノホビルアラフェナミドヘミフマレート。

 

JP 5956537 B2

延長前の特許満了日:2034.11.14

請求項1:

  テノホビルアラフェナミドヘミフマレートを含む組成物であって、約5質量%未満のテノホビルアラフェナミドモノフマレートを含む、前記組成物。

 

JP 6190372 B2

延長前の特許満了日:2032.10.3

請求項1:

  {(R)[((S){[(S)(イソプロポキシカルボニル)エチル]アミノ}フェノキシホスフィニル)メトキシ]プロピル}アデニンの選択的結晶化方法であって、

  a)酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルtertブチルエーテルトルエン、アセトニトリル及びこれらの混合物からなる群から選択される溶媒と、

  b)9{(R)[((R,S){[(S)(イソプロポキシカルボニル)エチル]アミノ}フェノキシホスフィニル)メトキシ]プロピル}アデニンと、

  c)9{(R)[((S){[(S)(イソプロポキシカルボニル)エチル]アミノ}フェノキシホスフィニル)メトキシ]プロピル}アデニンの結晶と、

を含む溶液を、1,5ジアゾビシクロ[4.3.0]ノナエン;1,8ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカエン;7メチル1,5,7トリアザビシクロ[4.4.0]デカエン;テトラメチルグアニジン;Verkade塩基;金属カーボネート;金属フェノキシド;フッ化物イオン供給源と組み合わせたPhOTMS;及びこれらの混合物からなる群から選択される塩基により、リン中心のエピマー化及び追加の結晶9{(R)[((S){[(S)(イソプロポキシカルボニル)エチル]アミノ}フェノキシホスフィニル)メトキシ]プロピル}アデニンの沈殿が起

こるまで、処理することを含む方法。

 

JP 6280162 B2

延長前の特許満了日:2032.8.15

請求項1:

  ヒト免疫不全ウイルス(HIV感染症の治療を必要とする対象に投与される、ヒト免疫不全ウイルス(HIV感染症を治療するための製剤であって、全身的投与用に配合された2%~60%のテノホビルアラフェナミドヘミフマレートを含む、製剤

 

審判・裁判事件:

査定不服審判請求(不服2017-005630) 

 請求人:ギリアード サイエンシス インコーポレーテッド

 前置登録査定

 

関連する延長登録出願:

2018-700395

2018-700396

2018-700397

2018-700398

 

その他(製品情報など):

オデフシィは、リルピビリン(RPV)として25 mg、テノホビル アラフェナミド(TAF)として25 mgおよびエムトリシタビンとして(FTC)200 mgの3 成分を固定用量で配合したフィルムコーティング錠で、1日1回1錠のHIV-1 感染症に対する治療薬です。オデフシィはヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメントとギリアド・サイエンシズ社により共同開発され、ヤンセンは同社とのライセンス契約に基づいて、日本における独占的開発・商業化権を保有しています。

 ヤンセンファーマ株式会社 2018.09.20

 

 

 

イミフィンジ点滴静注 

2020.02.18登録査定(2018-700343

(以下は2020.03.24現在の情報です) 

医薬品名:

デュルバルマブ(遺伝子組換え)

(販売名:イミフィンジ点滴静注120mg/イミフィンジ点滴静注500mg)

再審査期間: 8年:201872日から20267

 

特許権者・延長登録出願人:

ダナ-ファーバー キャンサー インスティテュート,インコーポレイテッド , ジェネティクス インスティテュート,エルエルシー

 

延長出願:

2018-700343(特許番号:4896327)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

2018-700344(特許番号:4896327)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

2018-700345(特許番号:5004390)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

2018-700346(特許番号:5004390)

延長期間 5年

用途 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法

 

特許番号:

JP 4896327 B2

延長前の特許満了日:2020.8.23

請求項1:

 B7-4を発現する免疫細胞またはPD-1を発現する免疫細胞を、B7-4とPD-1との相互作用をモジュレーションする作用剤であって、配列番号:2または4のアミノ酸配列に対して全長にわたり少なくとも90%アミノ酸同一性を有するアミノ酸配列を含むタンパク質であるB7-4、B7-4の細胞外ドメインを含むタンパク質、および抗B7-4ブロッキング抗体  からなる群から選択される作用剤とインビトロで接触させて、そのことにより免疫応答をモジュレーションすることを特徴とする、免疫応答をモジュレーションする方法。

 

JP 5004390 B2

延長前の特許満了日:2020.8.23

請求項1:

 配列番号1または3に記載のヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。

 

審判・裁判事件:

査定不服審判(不服2011-022268)

 請求人:デイナ ファーバー キャンサー インスティチュート,インコーポレイテッド

 前置登録査定

 

関連する延長登録出願:

なし

 

その他(製品情報など):

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)は2018年8月29日、「切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法」を効能・効果とした抗PD-L1ヒトモノクローナル抗体デュルバルマブ(商品名:イミフィンジ)の販売を開始した。

 デュルバルマブは、切除不能な局所進行(StageIII)非小細胞肺がん(NSCLC)に対する治療薬として承認された、本邦初の抗PD-L1抗体。PD-L1 に結合し、PD-L1 とその受容体である PD-1 および CD80 の相互作用を阻害することで、腫瘍の免疫逃避機構を抑制し、抗腫瘍免疫反応を誘発する。

CareNet 2018.08.30

ヒューマログ注ミリオペン

2020.03.17登録査定(2018-700106

(以下は2020.03.24現在の情報です)

 医薬品名:

インスリン リスプロ(遺伝子組換え)

(販売名:ヒューマログ注ミリオペンHD)

再審査期間: いずれも終了

 

特許権者・延長登録出願人:

イーライ リリー アンド カンパニー

 

延長出願:

2018-700106

延長期間 5年

用途 インスリン療法が適応となる糖尿病

 

特許番号:

JP 4718462 B2

延長前の特許満了日:2024.8.9

請求項1: 

  薬剤投与器具であって、

  筐体と、

  用量の調製および注射中に前記筐体に対して回転不能に保たれ、前記筐体に対して末端に向かって軸方向に可動な駆動部であって、ねじ付シャフトを含む駆動部と、

  一端に可動ピストンがあり、もう一端に開口部がある薬剤充填済み容器を画定する液体用容器であって、前記ピストンは、前記駆動部が末端に向かって移動するときに前記駆動部により嵌合して前記開口部の方向へ前進されることが可能である、液体用容器と、

  前記駆動部のねじ付シャフトに沿ってねじ締め可能なナットと、

  前記筐体にねじ山で嵌合して前記筐体に対してねじ締め可能なねじ要素と、

  前記ナットに接続され、前記ナットに対して軸方向に可動であり且つ前記ナットに対して回転不能に保たれるナット回転要素であって、前記ナット回転要素および前記ねじ要素が第一の軸配置にある場合は、前記ナット回転要素は前記ねじ要素に対して回転不能に保たれ、前記ナット回転要素および前記ねじ要素が第二の軸配置にある場合には、前記ナット回転要素は前記ねじ要素に対し回転可能である、前記ナット回転要素と、

  前記ねじ要素とねじ山で嵌合するナット前進プランジャであって、前記筐体に対して軸方向に可動であり且つ前記筐体に対して回転不能に保たれる前記プランジャと、

  を備え、用量の調製中は、前記ナット回転要素および前記ねじ要素は前記第一の軸配置にあり、それにより前記筐体に対する前記ナット回転要素およびねじ要素のねじ込み動作

によって、前記ナット回転要素および前記ねじ要素が元の位置から第一の軸距離までねじ込まれ、前記ナット回転要素の前記ねじ込み動作によって前記ナットが前記駆動部のねじ付シャフトに沿って前記第一の軸距離と異なる第二の軸距離までねじ込まれ、

  用量の投与中は、前記ナット回転要素および前記ねじ要素は前記第二の軸配置にあり、それにより、前記筐体に対する前記元の位置に戻る前記ねじ要素のねじ込み動作は前記プランジャを前記末端方向に前進させて前記ナットを軸方向に前進させ、その結果、前記駆動部および前記液体用容器がピストン運動して前記開口部から薬剤を投与する、薬剤投与器具。

 

審判・裁判事件:

なし

 

関連する延長登録出願:

なし

 

その他(製品情報など):

日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:パトリック・ジョンソン)は、本日、糖尿病治療薬の超速効型インスリン製剤「ヒューマログ(R)注ミリオペン(R)HD」を発売しました。同製剤は、0.5単位刻みで投与量の調節ができるディスポーザブル(使い捨て)タイプのインスリン製剤として、日本で初めての発売となります。

 

ディスポーザブルタイプのインスリン製剤はカートリッジなどを交換する手間がなく簡単な操作で使用できるため利便性が高いのが特徴で、現在日本ではインスリン使用患者さんの約9割がディスポーザブルタイプのインスリン製剤を使用しています(1)。「ヒューマログ(R)注ミリオペン(R)HD」は、従来販売している「ヒューマログ(R)注ミリオペン(R)」の特徴である簡便な操作性やコンパクトで手の小さい患者さんでも扱いやすい形状、そして2008年の発売以降多くの患者さんに愛されてきたその信頼を継承しつつ、さらに0.5単位刻みできめ細かく投与量を調節することが可能となったインスリン製剤です。

日本経済新聞2018.07.02

 

 

 

 

 

 

トレリーフOD錠

2020.01.21登録査定(2017-700307

(以下は2020.03.24現在の情報です)

医薬品名:

ゾニサミド
(販売名:トレリーフOD錠50mg)

再審査期間:

1.パーキンソン病:4 2009 1 21 日~2013 1 20 日(終了)

2.レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム:4 2018 7 2 日~2022 7 1


特許権者・延長登録出願人:
大日本住友製薬株式会社


延長出願:
2017-700307
延長期間 5年
用途 パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)

 

特許番号:
JP 3364481 B1
延長前の特許満了日:2018.12.21
請求項1:ゾニサミドまたはそのアルカリ金属塩を有効成分とする神経変性疾患治療薬。

審判・裁判事件:
無効審判請求(無効2017-800120
 請求人:テバ・ホールディングス 合同会社
 請求不成立

審決取消訴訟平成30(行ケ)10098
 原告:テバ・ホールディングス合同会社
 請求棄却

関連する延長登録出願:
2014-700230
2018-700295
2018-700296
2018-700297

 

その他(製品情報など):
「トレリーフR」は、当社が創製したパーキンソン病治療剤であり、「パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)」を効能・効果として 2009 年 3 月に国内で発売され、2013 年 8 月にはパーキンソン病における日内変動(wearing-off 現象)に対する用法・用量の一部変更承認を取得しました。
レビー小体型認知症は、病理学的にはパーキンソン病と共にレビー小体病という同一の疾患群に分類されます。また、レビー小体型認知症のパーキンソニズムは、パーキンソン病の運動機能障害とほぼ同様の症状です。これらのことから、当社は、「トレリーフR」のパーキンソン病の運動機能障害に対する作用がレビー小体型認知症のパーキンソニズムに対しても効果を示すと考え、臨床開発を進めてきました。
このたびの承認取得により、「トレリーフR」は、レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズムの効能・効果を有する世界初の治療薬となりました。当社は、レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズムに対する新たな治療選択肢を提供することにより、レビー小体型認知症患者さんの治療に貢献していきます。
https://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20180702_1.pdf